調和の流れを学ぶ ひとつがすべてへ すべてはひとつへ credo

三年番茶のススメ

2013.04.17

こんにちは、癒食カウンセラーの大森まゆみです。
今日は、『三年番茶』というドリンクについてお伝えしたいと思います。

私たちの体は、60~80%が体液(水分)で構成されています。
(体重60kgの方ではおよそ36リットルが水分です)。
体液と聞いて最初に思い浮かぶ血液ですが、これは体重の約7~8%しかありません。
(体重60kgの方では血液はおよそ5リットル)。
細胞の中に含まれる水分量にも驚きますが、たった7~8%にしか満たない血液が、
全身の細胞をくまなく養い、『人間の質』に大きく影響していることも驚きです。

体の中の水分…体液や血液にダイレクトに影響を及ぼすのは、
固形の食べ物よりも、液体として飲む水分の質になります。
(ジュースやスープに含まれる糖分や塩分量は、口に含んだ途端に吸収されます)
みなさんは、日々の飲料をどのように選んでおられるでしょうか?

緑茶・烏龍茶・麦茶・ハーブティー・珈琲・紅茶 etc.

実は、それぞれのお茶の持つ効能や体への影響は違います。
常飲しているお茶によって、人の体質(思考・嗜好)は変化していきます。
お茶は、もともと『お薬』のような高級な物。
目的を持って、飲む物です。
日常的に飲む物は、常温の水や白湯を飲むようにしてみて下さい。
「お茶」を飲む時の刺激、体の変化がよく実感できるようになると思います。

一つ一つの茶効を暗記するより、単純に育ち方や製造過程を陰陽で考えてみましょう。

 

●新芽・花・実(蕾)を用いて加熱・乾燥時間が短いお茶は陰性が強く、特に「春~夏」のエネルギーを持ちます。
(冬の間に溜め込んだ脂肪や塩分を排出するのに適しています)

●ある程度育った茶葉や茎部分を用いると、植物全体を頂くことになるので「中庸」に近くなります。
(体質を「中庸」に戻したい時には良いでしょう)

●根の部分や焙煎・加熱・乾燥時間を長期間かけた物はより「陽性」なお茶になります。
(体を温めたい時・冷え症改善や腸内の掃除に向く物が多くなります)

 

お茶も、五行で分けると各季節に適したお茶があるのです。
冬に夏のドリンクを飲んでいては冷えますし、
夏に冬のドリンクを飲んでいたら暑くて仕方がなくなります。
お茶は「薬」として食後に1杯、ホッとしたい時に1杯など、
目的を持って「大切な一杯」を淹れると良いでしょう。

 

最後に、「体質改善」や「中庸(心と体が『ニュートラルな状態』)」を目指したい方へのお薦めのお茶があります。
特に、砂糖や乳製品・アルコール・油脂の過剰・果物・生野菜好きな方へお薦め。

「三年番茶」です。

三年番茶は有機栽培で三年以上育てた茶葉と茎部分を三年間熟成させ、薪火で釜炒りし、茎6割茶葉4割の割合で混ぜた物です。
割合と製造過程を踏まえると、『陽性よりの中庸』なお茶と言えると思います。
熟成期間中にカフェインが抜け、かすかな苦味や渋みのもととなるタンニンを含みます。
このタンニンが細胞を引き締め、ウイルスの増殖を抑えてくれます。
また、茶葉を煮出したものを入れたお風呂に入ると、痒みやかぶれなどの皮膚や粘膜のトラブル・ケガも治りやすくなります(弱アルカリ性になるそうです)。
私自身も、肌荒れ・痒み肌・目の出来物の治りが速かった経験があります。
※緑茶で洗うこともお薦めですが、カテキンの刺激は極陽性症状には向かないこともあるようです。カサカサ系の肌トラブルには緑茶より番茶をご使用下さい。

 

この、茎と茶葉の割合や三年という「長期熟成期間」がポイントです。
味噌や醤油、梅ぼしなど「熟成」させる=「時間」や手間暇をかけることは、
素材の持つエネルギーを陰から陽へ、自然と変化させていく調理法になります。
この「質を変える」エネルギーを頂く代表的な薬食材が、梅干しや番茶です。
ですので、お手当てドリンクには三年番茶が多用されていますし、
体質改善を目指す方の常飲するお茶としても三年番茶がお薦めです。

 

もう4月、新しい出会いや新しい環境に戸惑われている方も多いでしょう。
お付き合いや外食も増え、知らず知らずのうちに、ストレスが溜まっている方もいるのでは?
お家の中でのひとときは、体と心をほぐしてくれる、優しいお茶を淹れてみて下さい。