調和の流れを学ぶ ひとつがすべてへ すべてはひとつへ credo

Profile

プロフィール

一緒に『変化』を味わいたい。

credo マクロビオティックカウンセラー

米澤 万由美

Mayumi Yonezawa

23歳頃

経歴

1984年 5月17日生まれ
2004年 佐賀県立総合看護学院卒業
関西医科大学付属滝井病院脳神経外科病棟勤務
2006年 中広行校長マクロビクッキングスクール
クシインスティチュートオブジャパン過程終了
心と体の陰陽五行講座、ナカマクロビcourse、カウンセラーcourse終了
2011年 看護師退職 ナカマクロビクッキングスクール講師として就職
同年 谷尚子と出会い兵庫県三木市にてCredoカフェ開業
2017年 CREDOオーナー就任

唐揚げと焼き肉の日々…

小さい頃から焼肉・鶏の唐揚げ・豚の生姜焼き・ステーキetc.お肉料理が大好き&お野菜嫌いの子供でした。高校卒業と同時に一人暮らしも始まり、偏食に輪をかけてファストフード、インスタント食品の利用頻度は高くなり、それに伴って生理痛・不眠症・疲れやすさ…が出て来ました。

看護師として働くようになると、勤務時間の不規則性やストレスもあり、3年で体重は30kg増量!

ひどい肌荒れや不眠症・生理痛・月経前困難症・腰痛etc

精神的にも浮き沈みが激しくなっていました。

飲んでは同僚と愚痴大会を開き、怒りや諦めを吐き出していましたが、その根底には、「誰も私を解ってくれない」・・・そんな本心が隠れていたように思います。

心身共に不安定さはひどくなり、低用量ピルや鎮痛剤、睡眠導入剤、サプリメントを飲んでいました。

薬で不調をコントロールすること、それが当時の私にとって、当たり前の「体調管理」でした。

出会い

そんな中、これまで興味がなかった料理本コーナーにふらっと立ち寄り、奥津典子著『オーガニックベース』という本を何気なく手に取りました。パラパラとページをめくっていると、ふと、一文が目に入りました。

『食べたもののように、人はなる』

肉を食べ続けていると、ニクニクしい感じ(肉食獣)に。
野菜を食べると、ヤサシくなる。

当時、薬で体調をコントロールすることがあまりに「当然」で、それがいわゆる対症療法に過ぎないとは全く頭になかった私でした。
そんな私にとって、「食」はただの栄養補給。

それが、食べている食材は「生き物」であり、「命」が生きている間のまるごとのエネルギー(肉体的造形・動作や仕草・精神性)と、食べた側が同化する。そんな、考えたこともない衝撃的な発想が書かれていました。読み進めるうちに、筆者の体験談や、マクロビオティックの観点である、「食の乱れが人を混乱させる」というどれもが、当時の私、「肉食獣のようであり、腐敗した果物のような自崩れ状態」という悲惨な「現状」と、かなり一致していたのです。初めて読む東洋医学の陰陽論や五行論も、とても興味深いものでしたが、

「食べたもののように、人はなります」

この一文が、なぜか、一番心に響いたのでした。

それから、『マクロビオティック』の料理教室を探し、学び始めました。
初めて学ぶ陰陽五行論、「素材の命と同化する話」などは、これまでの栄養学やダイエット法とは異なる知識の宝箱のように感じられました。

しかし、出された玄米や野菜の食事は、私にとってどれもこれも、驚くほどに「味がしない」、まったく「美味しくない」物でした。(周りの生徒さんや先生方は、素材で異なる味の変化などを語りあっていました)
口に入れた瞬間に「甘い」「辛い」を感じる、強い味付けに慣れていた私にとって、その味の薄さはある意味衝撃的でした。
みんなが「美味しい」と食べる中で、「いつか私も、美味しいと感じられるのかなあ」とぼんやり考えていました。
頭では「美味しくない」「別に欲しくない」のですが、
なぜか、それから週に1、2回はマクロビオティックのカフェに、ご飯を食べに行く日が続きました。

最初は、スイーツ。
それから、味噌汁のホッとする感じ。
それからやっと、野菜や雑穀米の美味しさが。
ちょっとずつちょっとずつ、時間をかけて、感じられるようになっていきました。

ひとつは、すべてに。

食事を変え始めた途端、「もっとこんな生き方がしたい」と言う気持ちが溢れ出しました。

市街地からやや離れた場所へ引っ越し、かねてから念願だった犬を飼い始めました。

料理自体はとても苦手で、スクールでは講義のみを聴講し、クッキングはよくさぼっていましたが、それでも自宅で見よう見真似で玄米を炊き、コンビニで選ぶお菓子やおにぎりの種類を考え…気づくと、1年で30kg痩せ、もとの体重に戻っていました。

ヨガや犬の散歩、引っ越ししてからの自転車通勤など、体を動かす相乗効果も得られたのだと思います。

体型が戻るにつれて、これまで興味がなかったメイクやファッションも、スクールの仲間たちから勧められ、「女性らしさ」に少しずつ挑戦していきました。

一年前とはガラリと変わった「楽しい」日々を過ごしていたら、体重が戻っただけでなく、いつの間にか、あんなに辛かった不眠症も生理痛もなくなっていました。

気持ちに余裕やハリが出て、人間関係や仕事状況も、気軽な状態へ変わっていきました。

「一点突破なんだな」


悪循環も良い循環も、全てはつながっているから、どこか一点でも正せば、すべての流れは変えることができる。
「一物全体」・・・ひとつが、すべてにつながる。そんな風に、思いました。

『食』は、「人を良くする」と書く、その理由を実感した一年でした。

credo、発足

「痩せた」「綺麗になった」「性格変わった!」

いろんな方に、その原因を聞かれました。

マクロビオティックや、ヨガ、生活の変わったところ、いろんな部分をお伝えしましたが、私の中では、「食」を発端に起きた心身の変化が一番面白く、何度お話ししていても、飽きませんでした。

そして、看護師をしながらスクールで学び、カフェでお手伝いをするようになり、やがて講師として小さい講義を任されるようになり、六年ちょっと務めた看護師を退職しました。

そして、同じスクールで先輩として働いていた、谷尚子と出会いました。

もっと個人の状況に寄り添い、「これなら出来そう」というレベルで、具体策を提案していきたい、もっとゆっくり、変化される感動を味わいたい。

そんな想いを話していたところ、兵庫県にある谷の実家で、Caféを始める開店スタッフとして誘われて、ほいほいと付いて行くことを決めました。

そして出会って2か月後、あっという間にcredoはOPENに至りました!
最初は宅配のお弁当、そして予約制カフェ、お食事に来られたお客様へ無料の望診カウンセリング、少人数の料理教室、食事日誌を添削しながらの体質改善コース、他職種の方とコラボイベント、単独での講座、神戸店のカフェ開店など、

いろんな変遷を経て、いろんな方が「食」を通して変化していく様子を見守らせて頂きました。

「もっとこんな風に生きたい」と、その方の中で湧き上がるものが強い方ほど変化が早いようでした。

みなさん、体が変化するほど、「本当の本当はこうしたい」という願望が溢れ出るようでした。ですが、これまで願望を押さえ来た圧力が、個人の中で拮抗しているような状態も多々ありました。

お客様が抱えているように見えた内側の葛藤は、実は、私自身の抱えてきた課題でもありました。

体の声を聴く

2015年に結婚し、妊娠・出産を迎えました。

妊娠をきっかけに仕事を減らし家で過ごしていると、これまでの自分とこれからを、ゆっくり考えるようになりました。

マクロビオティックを始めるきっかけとなった心身の激しい疲弊は、仕事環境や人間関係のストレスから来る過食や不眠などが原因でしたが、そもそも、その仕事や人間関係を築き、自分を傷めつけていたのは、まぎれもない「私自身」でした。

私が私を傷めつけ、「理想通りでない」からと、心の中で延々叱責していた。

そのことに気づいた時、あの異常な疲労感、30㎏太ったこと、重い生理痛や月経前困難症、精神的な不安定さは、すべて、「今の生き方が合ってないよ」という、体からのメッセージだったように、思えたのです。

一冊の本であっという間に心身や生きる環境が変化したのも、私自身が意識出来ない部分で、体は「変化」を起こそうと準備を整えていたのではないか、とすら思いました。

「私」が思考する以上のことを、「体」は知っている。

だから、妊娠して、お腹の子を大事にするように、私は私を大事にするように心がけました。

何を食べたい?何がしたい?どこか行きたい?それとも寝る?

つわりも大きな不調もなく幸せな妊娠期間が過ぎ、陣痛が起きないまま帝王切開で息子を生みましたが、それも、私には大きな気づきと共に、過去と向き合い、人の優しさや豊かさを受け取る大切な機会となりました。陣痛が「起きない」のではなく、あえて「起こさなかった」のだと、今はそう思うのです。

体は、「一番必要なこと」を知っている。

体の声は、内臓の声。内臓の意思は、体の表面に現れる。

そんな意識で、これまで実践してきた望診法を見直しました。

体調や体・顔に現れるサインは、「解消」するものではなく、どんなメッセージがあるのかを、まず考えられるようになりました。体に合わない食事、気づかないうちに自分を追いつめている時、必ず反応を示してくれる体に、「ごめんね」「教えてくれてありがとう」と、心から思えるようになりました。

体に合わない「食」、なぜそれに固執するのかも、徐々にわかって来ました。

「食べたもののようになるのは、もともと自分がその食べものと共鳴しているから」

自分の中で食べ物と共鳴している、お腹の中の感情をちゃんと吐き出すと、「食」は勝手に変わっていくし、きちんと排泄されるのがわかってきました。

その繰り返しで、どんどん生きやすくなり、「人と食」を観るのが、一段と面白くなりました。

私は、マクロビオティックをお伝えする立場になって、「講師らしくいなきゃ」と力むようになっていました。

それは、マクロビオティックをするきっかけとなった、ひどい体調不良の根本的原因であった、私の中の完璧主義と同じです。

そんな思い込みやこだわりは、体の声を聴いて、もっと心地良い方向へ転換できる。

「食」を、生き方につなげて。

今は、そんな風に講座や望診セッションをするようになりました。