調和の流れを学ぶ ひとつがすべてへ すべてはひとつへ credo

食べ物と人の共鳴 本来持っているものが、響き合う

2016.06.24

前回の記事「食べ物と人の共鳴」の続きです。

 

「共鳴する」って、
花火がドォーンと打ちあがった時、あの爆音が体中に轟き、震えること。
鼓膜が震え、光が網膜に届き、風を皮膚が感じ、焦げた匂いが鼻につくのも、
目に見えない物と、自分が共鳴している現象の一つ。

 

何気ない誰かの言葉が胸に刺さったように感じたり、
胸のあたりがじわっと熱くなる時も、
奥底で密かに振動していた想い(言語によって感情化される前の「情動」)が、
何かの拍子に当たって、共に震えている。

 

「存在」するから、そこに当たって、響き合う。

 

食べ「物」は、
現在進行形で「生きている」命よりはわかりにくいけど、それでも、無機物ではない。
無機物も実は独自の振動を持つから、コンクリートとガラスでは感じるものが違うように、
鶏肉と豚肉、林檎と小松菜はまったく違うように、目に見えて動いてはいないけれど、
「生きていた状態」を継続した振動を、独自に持ち続けている。

 

その、命独自の振動が、個性。

 

ガラスやコンクリートは雰囲気や手触りとして共鳴するけれど、
食材は、食べて吸収する分、
食材独自の個性と食べる側の個性が「共鳴」し、時に「同化」に近い現象を引き起こす。

 
『共振・共鳴とは』

同じ性質(波長)のものが存在するから、共鳴する。

 

例えば肉は、食べる側の肉や血と同化し、人の野性的・本能的な部分と共鳴する。
肉感的なボディを作り、瞬発力につながる筋力や神経系の発達を促すようになる。
もも肉は下腿と、手羽先は腕と、レバーは肝臓に、乳は乳房に、卵は卵巣や精巣に、集約する。
各部分にエネルギーが蓄積すると、食材が生きていた時にしていたような動きが、したくなる。
繁殖期ができ、夜行性になり、外敵に神経を研ぎ澄まし、縄張り意識が強まる。
人間なのに、なぜか、鶏っぽい動きをしたり、牛っぽい性格になったり、する。
肉食が長期化すれば、人の体や精神は、動物的な側面がより強く引き出される。

 

では、心身が弱っている時は肉をたくさん食べればパワーが漲るのか、という点を考える時、
ここに、陰陽の『相対相補』の原則が入る。
(「類は類を補う」という観点で『肝臓が弱ったらレバー』という説もあります)

 

人は動物であり、動物の力を補うのは、相反の性質(振動)を持つ植物である、という考え方。

 

肉が、人体のより物質的な部分と共鳴し、
厳しい自然環境に抗い、適応できる場所を探し求める「動く」力と共鳴するなら、
植物は、人体のより目に見えない部分と共鳴し、
氣や精神の働きを助け、人体の植物的機能(自律神経の働き)を調整し、
動かずして自然環境と調和する適応力を引き出すようになる。

 

植物は、生長する場で風雨に耐え、季節の移り変わりを体験し、適応した種族が生き残る。
私たちは、動物は、基本的にその環境に適応した植物を食べ、
四季に合わせて形態を変化させる力と、私たちの適応力を併せて、
健やかな体と心の基礎を作っている。

 

主食である「ごはん」(稲穂)は私たちの頭(脳)と、
野菜の茎は背筋と、根菜は足腰と、表皮は皮膚と、それぞれ共鳴する。
地に足をつけ、瑞々しい葉が葉脈に養われるように、血液が滞りなく手足末端まで循環し、
一粒万倍の種をつけるように、一つの物事から沢山のイメージを膨らませることができる。

 

肉も植物も、どちらのエネルギーも大事で、
どちらのエネルギーも活かすことが出来るのが、人の可能性。

 

人と食べ物が共鳴する、ということは、たぶんとても単純。

 

「野菜を食べると優しくなる」、のは、本来持っている人の優しさが強調されるだけ。
「肉を食べると荒々しくなる」、のは、本来持っている人の荒々しさが強調されるだけ。

 

それぞれ「本来持っている」「隠している部分」が、浮き彫りになるだけ。

 

だからこそ、食べる側がどんな気質を持っているかが大事。

 

食べ物が健康の鍵を握るのではなく、
人は、本来自由に食べ物のエネルギーを活用できるという話。

 

そのためには、本音や感情を殺さず、
喜怒哀楽すべてをそのまま体現することが、
健康の鍵になるのではないのかな。
花火の美しさも、雑念がいっぱいだと集中出来ないように。
いろんな想い(感情・情動)がぎっしり詰まっていたら、響き合えないから。

 

シンプルな振動同士なら、
スーッと入ってスーッと出ていく。
食べ物の力は、食べる側の心次第、と思うのです。

 

過去記事『マクロビオティックにおける健康の定義とは』

 

 

 

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