調和の流れを学ぶ ひとつがすべてへ すべてはひとつへ credo

耳鳴りについて

2013.02.12

こんにちは、癒食カウンセラーの大森です。
最近、カフェに来られるお客様で
「耳鳴り」「難聴」「外耳炎or中耳炎」「耳の違和感」など
「耳のトラブル」を訴えられる方が非常に多くなりました。

耳・聴覚は東洋医学では
「腎」(腎臓・膀胱などの泌尿器系や生殖器系)とつながりが深いとされています。
腎が活性化するのは真冬の時期(「立冬」~「立春」まで)なのですが、
印象としては冬の間に耳のトラブルを訴えられる方は、
意外と少なかったように思います。
実際に訴えが多くなるのが(昨年からの印象として)、
「立春」過ぎた今からの時期、
そして「真夏」(6~8月)でした。

内耳(聴)神経は細い髪の毛のように脳の聴覚中枢へ達し、
迷走神経と通じて腎以外にも各内臓とつながっています。
このため、耳の不調は身体全体の不調を招き、想像以上にストレスが溜まります。
また、内臓や精神的なストレスが迷走神経を逆流する形で、
耳のトラブルを招く場合も多いようです。
気になる症状が続く場合は、まずは身体面に抱える別の症状が引き金になっていないか、
病院で確認してみましょう(貧血・顎関節症・高血圧などが多いです)。
今お伝えした通り、聴覚トラブルは脳神経系や骨関節も関係しているので、一慨には言えない部分もありますが、
いち指標として、養生食・お手当ての参考になればと思います。

 

○まず「耳鳴り」
・「ピ―――」や「キイイイイイイン」となる金属的で高い耳鳴り音
・「ブンブンブンブン」と虫の羽音のような低音
・「ヒューヒューヒュー」と割と高い風音に似た音

○そして「違和感」
・水が抜けない感じ・空気抜きが出来ていない状態
(音が内側に響いて気持ちが悪い状態)
・ドクドクドク(ザクザクザク)という脈の拍動音が響く時
・耳が痛い・耳の中が痒い・耳が炎症を起こしているなど

○「難聴」も主に多いのが高音域難聴(老人性難聴も同様です)。

 

これらのトラブル…
症状は様々ですが、実は共通した食事が原因のことが多いです。

 

もともと腎・生殖器系が弱い方は、あまり無理の利く体ではなく(ストレスに弱い)、
歯や神経系も弱りやすいのが特徴です。
そこにさらに、以下のものが多くなると深刻化します。

 

□極端な甘い物・極端な塩気の過剰摂取
(惣菜料理の中に砂糖やはちみつ・みりんを大量に使い、その分醤油や味噌・塩気も同量もしくはそれ以上に使っている場合)
□人工甘味料(カロリーゼロ商品に使用されることが多い甘味料です)
□はちみつ・メープルシロップ・黒砂糖~白砂糖などの単糖類の過剰
(特に「低音耳鳴り」の方は人工甘味料・蜂蜜はすぐにでもやめましょう)
□乳製品・水分・果物が多い

 

上記以外にも『極陰性食品』が多く、
さらに粉ものや動物性油脂を大量に接種すると治りにくい事態を招きます。
また、胎児の耳・聴覚は妊娠初期~中期にかけて完成していくので、その期間には上記の物は出来るだけ摂らない方が無難です。
特に腎・生殖器系が弱い妊婦・授乳中の方。

 

養生プランとしては上記の物を食生活から「引き算」した上で、下記を取り入れてみましょう。

○小豆・黒豆・粒そば・黒米(豆は昆布と炊く・砂糖は使用しない)
○冬が旬の青菜類や、乾燥野菜(切干大根や乾燥蓮根など)
○昆布・ヒジキ・アラメなどの海藻
○三年番茶・昆布茶・梅醤番茶(濃い目)・天然醸長期造熟成味噌や八丁味噌のスープ
○耳周囲または腎系への鍼灸治療・温熱療法・生姜湿布など

 

真冬に訴える人が少ないのは、たぶん味の濃い物やご馳走料理で『極陰性症状』が一時的に中和されるからでしょうか。
その分、ふだんの食事に戻るとリバウンドし、いつも以上に気になる症状として出現してくるのが春先から。
そして最も極陰性な食事が多くなる真夏にピークを迎えるのではないかと推測します。

 

まずは、出来るだけ味覚を元に戻すレッスンをしましょう。
水・白湯の味は毎日違います、解りますか?
食卓塩と自然海塩の違い、昆布出汁と干し椎茸のお出汁の味etc.
微妙な味の違いが解るように訓練しましょう。
また、脾臓・膵臓・胃が弱っている人も腎系が弱る予備軍です。
腎系が弱っている方も、これらの臓器をケアすることは非常に大切です。
◎甘い野菜のスープや煮物(作り方はこちら)を午後空腹時に食べましょう。

◎甘味の選択肢を拡げることも大切です。「おやつの選び方」はこちら

季節はすでに「立春」に入っていますが、耳のトラブルが出現している方は、
なるべく多めに『秋~冬の食材』『秋~冬の調理法』をメインにしてみて下さい。

 

少し難しい話だったかもしれませんが、本当に訴えが多いのでお伝えしました。
どうぞ皆様、養生ください。

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