調和の流れを学ぶ ひとつがすべてへ すべてはひとつへ credo

日本を代表する薬食材「梅干し」の効果と活用ポイント☆

2015.06.11

こんにちは、癒食カウンセラーの米澤万由美です。

6月11日の今日は、「入梅」!
梅の実が黄色く色づき、暦上での梅雨入りの頃を示します。
ということで、2013年6月の「梅干し」に関する過去記事、再UP☀
体の陰陽バランスをニュートラルに戻してくれる、日本の代表的な薬食材「梅干し」。
選び方・食べ方・活用法など、改めて書き加え再編集しました。
体調を崩し「梅雨バテ」しやすい今の時季、ご一読を♪

 

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梅雨の期間中は昼夜の寒暖差、ジットリとした湿気で胃腸の不調や冷え・浮腫みなど、
陰性のお悩みが多くなりますが、皆さんの体調はいかがでしょうか?

 

そんな悩ましい「梅雨」の語源には諸説あります。
・中国では黴の生えやすい時期の雨、という意味で「黴雨(ばいう)」と呼んでいたが、
日本に伝わった際、同じ『ばい』でも「黴」ではなく「梅」の字を当てた。
・「梅の熟す時期の雨」として、元々日本でも呼ばれていた。
・梅の実が熟し潰れる時期の雨、ということから「潰ゆ(つゆ)」となった。

 

では、季節の名称になる程の『梅』についても、みてみましょう。

 

 

日本の梅の木は、中国・台湾・韓国など外国の梅の木とは、
全く違う日本独特のものといわれています。
外国の梅がスモモのような味なのに比べ、日本の梅は強烈な酸味を持ちます。
この酸味が『クエン酸』です。
疲労回復や美肌効果、栄養吸収促進など、多様な効能が証明されています。

 

ですが、ここで一つ注意点として

梅は食うとも種食うな、中に天神寝てござるデス(; ・`д・´)

 

熟していない青梅の果肉や種(梅仁)含まれる成分は、
人体の酵素によってシアン化水素(青酸)へ変化し、中毒症状を引き起こします
(致死量は成人の場合300個だそうなので、1個や2個は大丈夫でしょうが)。
症状としては嘔吐や下痢、めまい、腹痛、痙攣や呼吸困難など。
上半身にエネルギーが逆流し細胞を極端にゆるませる、強烈な「陰性毒」症状です。
この梅仁にはビタミン17や抗癌作用成分があるという説もありますが、
よっぽど陽性に傾いた方向けの効能だと思います
(科学的根拠の有・無は諸説あり判断つきかねます)。

 

※シアン化水素自体は加熱やアルコール、塩や糖分、
梅が熟すにつれて消失していくそうなので、市販されている梅自体の危険性はありません。
※熟していない食べ物に含まれる自然(陰性)毒は、
じゃが芋、トマト、茄子などのアルカロイド、果実の種、野草山菜類などにも含まれます。
これらの食材は梅と同様、
食べ方と量・陽性食材との組み合わせで陰陽のバランスを取る必要があります。

 

このように、熟していない梅(青梅)は、強烈な陰性エネルギーの塊!
(東洋医学では、紫・藍色・青は陰性を、赤・茶色・橙は陽性を表します)。

 

 

この極陰である梅の実を自然塩(極陽)で漬け込み
(伝統的製法での塩分濃度は15~20%以上)、
陽光に当て熟成させたのが、『梅干し』、です。
古来日本人は、塩・陽光・熟成期間という三つの陽ファクターを重複させ、
食材そのもののエネルギーを、強烈な陰毒から陽性の質へと、真逆に変容させたのです。
こうして長い年月をかけて質が変化した食材は、
食べた人間の質をも変化させる力を持つようになります。
(味噌も醤油も漬物もそうです)

 

 

日本が世界に誇る薬食材「梅干し」は、
「三毒を断つ」とも言われ、水・食・血(腸)の汚れを払います。
強い塩気(陽性)が陰毒を中和し、強烈なクエン酸の酸味(陰性)が陽毒の解毒を促進させ、
人体が陰に傾いていればほどよい陽性へ、陽に傾いていれば適度な陰性さへ、
そんな具合に、心身を『中庸』のバランスへ戻してくれる食材となったのです。

 

ただしポイントは、「食べ方」と「食べる量」!
いくら体に良いからと言って、梅干しの食べ過ぎは心身を陽性(塩分)へ傾けます
「梅干し婆さん」のように皮膚や粘膜が皺皺になり、
循環器や腎臓を硬化させ全身の電解質・水分バランスが狂います。

 

食べる目安としては、中サイズ梅干しなら1日1個~多くて2個。
梅干しをそのまま丸かじりはしません
(塩の陽性さがダイレクトに味覚に影響し、口渇や甘味への渇望を引き起こすので)。
梅肉を叩いて、ご飯やサラダに混ぜ、千切ってスープやドリンクとして料理してください。
梅肉がまだかすかに残る梅の種は瓶に保存しておき、
煮物に加えたり、陰性症状(出血・炎症・冷え・不眠・貧血症状など)時には飴のように舐めても◎。

 

梅酢も非常に使い勝手が良く、重宝します。
「酢」としての酸味は陰性ですが、同じ酢でも果実酢や穀物酢より塩分濃度が高いので、
静菌・防腐効果の強い陽性さがあります。
黴の生えやすい「黴雨(ばいう)」の時季ですから、食中毒の予防として、
おにぎりの手水(塩)として、塩もみの塩代わり、生サラダのドレッシングへの隠し味に◎

また、食材に細菌が繁殖しやすいということは、
人体にも細菌やウイルスが繁殖しやすいということに通じます。
傷口の化膿・虫歯・水虫・皮膚炎・胃腸炎・風邪・感染症の予防にも良いですね。

 

「減塩梅干し」や、「蜂蜜入り」「鰹入り」など、
『食べやすく加工された物』も多く出回っていますが、それらはあくまでも嗜好品!
陰陽のバランスを調える「薬」には成り得ません。
減塩梅干し=「調味梅干」は、長期保存や味の決め手となる塩分濃度が低いため、
還元水飴、発酵調味料、たんぱく加水分解物、調味料(アミノ酸等)、野菜色素、ビタミンB1、酸味料、甘味料(ステビア、スクラロース)などが使用されていますから、
「健康的」と言ううたい文句とは逆に、代謝解毒を担う肝臓にとっては負担になります。

 

 

日本は、1年を通して雨が多い環境です。
そんな中、昔の人は「菜種梅雨(なたねづゆ)」「秋霖(しゅうりん)」「麦雨(ばくう)」「梅雨」など、季節ごとに降る雨を美しく名付けて、その雨が運ぶ季節の恵みを楽しんでいました。
「五月雨(さみだれ)」「篠突く雨」「小夜時雨」「驟雨(しゅうう)」など、
時には不快で損害を与える雨の光景も、様々な言葉を用いて表現されています。
なんだか、昔の人の『余裕』を感じますね。
忙しく、慌ただしく、体調を崩しながら極端な生活を送りがちな私たちですが、
時には昔の人の智慧を拝借し、心と体に余裕を持って過ごしてみたいものです。

 

健やかな心身は食べ物から(*´▽`*)♡
良質な梅干し・梅酢の手作り、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?
梅干しの漬け方コチラ
梅干しを使ったお手当レシピ「梅葛湯」「梅醤番茶」「人参大根ドリンク

 

 

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