調和の流れを学ぶ ひとつがすべてへ すべてはひとつへ credo

メニュープランニングについて

2013.07.30

こんにちは、癒食カウンセラーの大森まゆみです。
7月の「夏真っ盛り!」に入ってから、体質相談の中で気になることがありましたので、
ご報告しておきたいと思います。

意外に多い『熱が籠り過ぎて冷えている』お悩みです。

 

連日猛暑日が続く中でも、「冷え」「陰性になり過ぎる」のを気にされて、
お食事の献立が、煮物・煮込み・お煮しめ・蒸し煮・重ね煮と、煮物料理に偏る方が多くいらっしゃいます。
黒米や小豆、昆布や切干大根なども多用されています。
「生ものは体を冷やすから…」とフルーツや生野菜を一切食べておられず、
飲み物も三年番茶や焙じ茶・ごぼう茶だけ、という方も多いです。
他にも、熱中症対策として塩気を意識して味付けが濃いものばかりとか、
スタミナをつけるために焼き肉・焼き魚、ハム・ソーセージ・ベーコン・卵料理など、
高蛋白な動物性料理のオンパレードetc.

これらは、心身を非常に陽性に偏らせます。

肉や魚を控えておられても、焼いた小麦粉製品や
加熱時間が長く手間暇をかけた味の濃いお料理は、
それらと同じくらい体を火照らせ、粘膜を乾かし、
発汗出来なくなる…強硬的なエネルギーとなります。
このような陽性過多な状態では、
根菜の先端部分のように体の末端部分に伸びる細胞や血管も引き締めます。
そうすると、体の中心(体幹)部分に熱が集中し、手足末端は異常に冷えて顔は火照ります。
熱中症にかかりやすくなったり、
お風呂上がりにめまいが起きて倒れたりすることもありますので、注意が必要です。
喉が渇いて、甘い物がやめられなくなることもあります。

大切なのは、「そればっかり」にしないこと。

1食1食の献立を振り返ってみましょう。

 

【主食】
お米を炊く
火加減が強く長いので、陽性な料理です。
お米に玄米や黒米、赤米、黒豆や小豆を入れればより陽性に。
麦類やきび・あわ、もち米などを加え、精米するとより陰性になります。
オーブンで焼いた小麦粉製品は陽性に、汁たっぷりの麺類はより陰性です。

【スープ】
味噌汁は、味噌(塩分)を加えることで陽性に仕上がります。
昆布出汁、根菜類(ゴボウ・人参など)、切干大根等の干し野菜を加えるとより陽性に。
干し椎茸の出汁、青菜や薬味、夏野菜で作ると、より陰性な仕上がりになります。
味噌は玄米味噌や八丁味噌はより陽性が強く、麦や白味噌はより陰性です。

【副菜】
メイン料理は味を濃い目にパンチを効かせ、加熱時間も強く長めにするとご飯に合います。
その代わり、他の副菜は薄味でサッと茹でる、蒸籠で蒸すなど、短時間で料理します。
肉や魚・こってりし揚げ物がメインであれば、茄子科の野菜やニンニク・生姜・大根おろしをたっぷり使ったサラダ、梅酢や米酢で酢の物も作りましょう。
今は季節的に、シャキシャキとした生に近い食感を残す温野菜がお薦めです。

【飲み物】
三年番茶や焙じ茶、黒豆茶やごぼう茶などは、中庸~陽性の強い飲み物です。
寒い季節や、風邪の初期に体が冷えている時、痒みや湿疹が出現している時に飲みます。
体が火照っている時には、良質な麦茶、煎茶、緑茶、玉露、柿の葉茶、ハーブティー、紅茶、珈琲なども楽しんで。
ただし、体を冷やすので常飲はしません。
常飲する基本の飲み物は、どんな季節も白湯が一番です。

 

いかがでしょうか?
「冷え」「体質改善」を目指しているときや、
環境に適応する、目的をスムーズに達成するときのいち手段が、料理です。
【中庸を目指す】と言う事は、「これだけを食べ続けていたら、大丈夫」ではなく、
常に変化する環境・気候・状況に合わせ、柔軟に変化させてバランスをとる、という事だと思います。

 

同じ青菜でも、ほうれん草と小松菜と水菜のエネルギーのちがい。
同じ温野菜でも、茹でる・蒸す・炒める・煮込む・スープ・グリル、のちがい。
同じサラダでも、味噌ドレッシング、醤油ドレッシング、塩麹、マスタードetc…
例えたらきりがありません。
1回のお食事の中に、四季の料理法を取り入れましょう。
冬の料理ばかり、夏の料理ばかりに偏らないように。
1日の中でも、朝食は青菜を中心に、昼は夏野菜と海藻を、夕食は根菜をメインに。

 

たくさんの食材をそろえなくても、
数種類の調味料といくつかの海藻や豆があれば、
後は季節の野菜で陰陽のグラデーションが自由に彩れます。

どうぞ、「そればっかり」にならないように、お気をつけ下さい。
快適で素敵な夏が、過ごせますように。

※逆に低体温や下痢・腹痛・皮膚の湿疹や痒み・夏風邪を繰り返す陰性体質の方は、
生野菜や果物ばかりに偏っていないか振りかえりましょう。
味噌や根菜類、海藻類、梅ぼしを使ってお料理して下さいね。
陰性か陽性かわからない方は、とにかく砂糖と乳製品、パンを控えましょう。

玄米、梅干し、味噌汁は、どなたにとっても大切な薬食材になります。