調和の流れを学ぶ ひとつがすべてへ すべてはひとつへ credo

とっても大事!晩夏の過ごし方

2013.08.16

こんにちは、癒食カウンセラーの大森まゆみです。

8月7日に、「立秋」を迎えましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
「秋」と言っても涼しさのかけらもなく、体にのしかかる重たい暑さが続いています。
マクロビオティックでは「晩夏」と呼ばれる時季に入ったようです。

地球上に生きる動植物たちが、極った陽性な気候とのバランスを取るために、
陰性を極めたのが「真夏」だとすれば、
この晩夏の時期は、寒くなる気候への準備段階…
「陰極まって陽と成る」エネルギー転換の時期です。

陰陽二つのエネルギーが合わさり、徐々に陽性へ向かっていく…
『調和』『安定』『変化(下降性)』がキーポイントとなります。
暑さも重く感じられるのはそのせいかもしれません。

私たち人間を含め動物たちは、
寒くなる秋・冬のために、この8~10月の3ヶ月間で
体内に熱や筋肉を蓄え、陽性な肉体を作っていこうとします。
ですが、実際は10月くらいまで厳しい暑さは続くので、
体の中の熱気と環境の暑さ(熱)が重なり、特に熱が集中する内臓は、働きが鈍ります。
だからと言って、口当たりの軽い物や冷たい飲食ばかりを続けても、
内臓は冷え切っていくばかり。
いよいよ寒くなった10月11月頃に、風邪や冷え、喘息などが現れます。

 

熱の発散(陰性なエネルギー)と
寒さへの準備(陽性なエネルギー)、
この絶妙なバランスが、下半期を快適に過ごすためのポイントになります。

特に、毎年秋口になると風邪をひき、
冬場にひどい霜焼けになる方は、
今から3カ月間の過ごし方が大切ですよ。

寒くなる前から体を温めはじめ、暑くなる前から体を冷ましはじめる…
気候を先取りしたお食事は、内側からの衣替えをスムーズに進めてくれるのです。

 

メニュープランニング」でもお伝えしましたが、
毎日の食卓では、1食1食の一汁三菜(もしくは一汁一菜)に四季を意識します。
同じ野菜の煮物でも、組合せ・火加減・水加減・塩加減などで、仕上がりを調整します。

それでは、今の時期から10月頃までに食べて頂きたい食材たちのご紹介です。

 

○お薦めの食材(晩夏~秋の食材)

穀物(特にでんぷん質の多いもちきび、もちあわ、もち米、緑米など…
白米や七分付きのご飯でもかまいません)、
かぼちゃ、玉ねぎ、キャベツ、カブ、カブの葉、大根、大根菜、白菜、長芋、蓮根、
梅干し、ヒジキやアラメ、
栗や林檎・メロン・桃・梨、
ひよこ豆や黒豆、合わせ味噌や雑穀味噌、
ノンカフェイン飲料(三年番茶、焙じ茶など)、
本葛粉を利用したお料理

 

○今からは少し注意が必要な食材

茄子科の野菜(茄子、トマト、ミニトマト、じゃがいも、ピーマン)、ズッキーニ、アボガド、胡瓜、ゴーヤ、いちじくやスイカ・マンゴー・バナナ・パイナップル、大豆、豆乳、寒天、香辛料などのスパイシーな辛味、フレッシュハーブ、加工食肉製品(ハム・ソーセージ・ベーコン・ミートボールなど)

「注意が必要な食材」は、徐々にメイン料理から外し、副菜の一品(たまのお楽しみ)として添える程度に切り替えてみましょう。
お肉やお魚の付け合わせで一緒にお料理して、加熱して召し上がるように。
9月に入ったら、これらには基本的に手をつけません。
にんにくや生姜、香辛料などは茄子科の野菜と同様に、お肉・魚に使うもの。
野菜だけでのお料理には用いない方が、心身の負担は少ないようです。

 

○お薦めの調理法

スープです。
完全に密閉してしまわず、蒸気が自由に逃げていける、簡単で手軽なスープ。
お薦め食材の3~4種類ほどを重ねて、ヒタヒタの水で煮てみましょう。
動物性食材との組合せなら、少し注意が必要な食材(茄子科の野菜)も加えたスープを。
煮物でもあまり煮詰めないで。スープ?と思われるくらい汁気が多い仕上がりに。
お味噌汁、ポタージュ、具沢山のゴロゴロスープ、おすまし、ミネストローネetc.
男性向け、陽性な目的ならばイリコ出汁や鰹出汁も時には◎
女性や小さなお子様、中庸~陰性な目的ならば昆布と干し椎茸のお出汁、野菜出汁へ。

「晩夏」― 安定性のエネルギーは、胃・膵臓・脾臓で作られます。
これらの臓器は、野菜や穀物の持つ『本来の甘味』『じんわり優しい甘味・旨味』が大好きです。よく噛んで、ゆっくり味わってあげてください。

胃・膵臓・脾臓が弱っている方ほど、お砂糖たっぷりの強烈な甘味を求めがち。
白砂糖だけでなく、甜菜糖や黒砂糖、蜂蜜、メープルシロップ、カロリーゼロの人工甘味料etc.
いくら健康に良い、と言われていても、刺激の強い甘味への依存性は変わりません。

緊張や我慢、体をギューっと強張らせて耐え続けているようなストレス環境も、
これら弾けるような甘味、アルコール、カフェインを求める原因となります。

焦らず、徐々に、「素材」本来の味を楽しめるような状況になれると、良いですね。
臓器の負担が軽減し、心も癒えてくると、味覚の硬化も和らいできますよ。

 

旧暦でも2013年の下半期に入りました。
駆け抜けた上半期を、いったん落ち着いて振り返ってみませんか?
「晩夏」の季節は、ゆったりとリラックス…
1年の中では、「おやつタイム」なのかもしれません。