調和の流れを学ぶ ひとつがすべてへ すべてはひとつへ credo

低血糖症のおさらい 1)脾系の働き

2013.09.03

こんにちは、癒食カウンセラーの大森まゆみです。
処暑を過ぎて暑さも峠を越えて来ましたね。
皆さま、いかがお過ごしですか?

この晩夏の時期は、ランチカウンセリングでも
「とにかく午後~夕方が辛い」
「甘い物を食べずにいられない」
「過食になる」というお悩みが多く聞かれ始めます。

胃・膵臓・脾臓の負担が表面化し、低血糖症に陥っている方々のお悩みです。
この8月~9月中の「晩夏」期間には、
【低血糖症】についてシリーズで、色々とお伝えしていきたいと思います。

 

今回は、【低血糖症】の症状について、おさらいしておきましょう。

胃・膵臓・脾臓は、
心身の安定性(リラックス感)をもたらす臓器と言われています。

胃は消化吸収の要、
膵臓は血糖値の制御、
脾臓は免疫系の活性化に関わる臓器です。

東洋医学ではこれらの臓器を『脾系』と称し、
栄養の吸収から『氣』の生成に関わり、心身を安定させる働きを持つとされています。
脾系が健やかであれば全身に氣が配られ、思慮深さや思いやりの心が育まれます。

 

この脾系の働きが崩れ、血糖値の乱降下によって引き起こされる状態が、
今回おさらいしたい【低血糖症】です。

血糖値の急激な上昇による極陰性状態、
そして急激な降下による極陽性状態…この繰り返しが慢性的になると、
ホルモンバランスが崩れ、心身共に疲労困憊な状態となります。
いわゆる未病状態にあるため、病院に行っても
『不定愁訴』『異常なし』と判断されてしまうことが多いと言われています。

この状態は、周囲の環境が変化する度に、心身が不安定となる傾向が出て来ます。
環境の変化とは、以下のような状況をさします。
〇午後 2:00~4:00、日没くらいまでの不調
〇各季節の「土用期間」(季節の移り変わりの期間)
〇6月「梅雨」、8月~9月「晩夏」など、雨の多い期間
〇仕事内容・生活環境などの変化、新しい習慣の導入時期など

環境や気候が変化する時に、
風邪をひく、精神的・身体的にもトラブルが起きやすくなる、など
“困った体質”を抱える方は、もしかしたら【低血糖症】なのかもしれません。

 

他にも、このような症状に心当たりはありませんか?

□ 満腹な時には気分が前向き・ハイテンション、
 空腹になると気分の落ち込み、イライラ、鬱っぽい状態となる傾向
 (気持ちが不安定のため首尾貫徹できず、
 自分を優柔不断と責めている方が多いように感じます)

□ 空腹に耐えられない、脱力感・疲労・目のかすみ・手の震え・意識が散漫になる

□ 空腹の分、アルコール・ジュース・ラテなど糖分の多い飲料が不可欠となる
 また、過食衝動に駆られやすく、自分でも驚くほど食べてしまう

□ 不眠症・夜間覚醒・じっとしていられない・節々が硬く強張る

□ 環境・気候が変化すると皮膚トラブル・胃腸症状が出現しやすい

□ 被害妄想を抱きやすい、他人の言葉に傷つきやすい、
 パニック発作が起きる事がある

□ 物事を成し遂げられない、気力がわかない、
 慢性的な疲労感や頭痛などを抱えている

□ 小さなお子様の奇声、指しゃぶり、治まらない夜泣き、多動、チックetc.

心と体は、表裏一体です。

 

冒頭でもお伝えしましたように、
8月~9月の「晩夏」は、脾系が活性化し、
夏から秋への変化に合わせ心身を調整する時期です。
ですが、そもそも脾系が弱っている方にとっては、
低血糖症状がより表面化しやすい分、辛い時期となるかもしれません。

本来健やかな状態であれば、脾系を労わるのは多糖類の甘味ですが、
それでは物足りなくなり、強烈なパンチのあるお食事(極性料理)を
欲する方もいらっしゃるでしょう。

 

次回は、
低血糖症を引き起こす食の悪循環「極性を持つ食べ物」について、
お伝えしていきたいと思います。