調和の流れを学ぶ ひとつがすべてへ すべてはひとつへ credo

秋の過ごし方

2016.08.22

秋の期間

9月23日頃「秋分」~11月7日頃「立冬」

10月8日に「寒露」になります。
寒露とは、草花に冷たい露が宿るという意味です。
9月の「白露」から「寒露」、そして「霜降」へと、本格的に寒い気候へ変化している真最中。
日中は「秋晴れ」というように、秋祭りや運動会が開催され、気持ちよく爽やかな日も多くなるでしょう。
ただ、「女心と秋の空」(昔は「男心」だったようです!)と言われるように天気が変わりやすいので、体調を崩される方もいらっしゃるかもしれません。

秋は、呼吸器系・大腸の働きが活性化する時期です。
呼吸器は主に目に見えない「ガス」の排泄を、大腸は目に見える「固体」の排泄を行う臓器。
どちらも臓器自体を適度に収縮させることで、体内の老廃物を排出させます。
排泄が滞ると体内に老廃物が蓄積し、血液が汚れ、それらは最終的に肌・皮膚のトラブルを生みだします。
また、東洋医学では腎臓・膀胱・生殖器との関わりも深いとされ、排泄が滞ると月経不順や月経前困難症、体内の水分代謝の滞りから浮腫みや冷えが強まると考えられています。

臓器を収縮させて余剰を排泄させるには、適度な(ひきしめる)陽性のエネルギーが必要です。
逆に考えると、陽性のエネルギーの不足・陰性(ゆるめる力)の過剰によって、心身が極端に陰性に傾くと、サインが出現するようです。

陰性食品の中でも特に呼吸器系・大腸の働きを阻害しやすい食品は、
・アイスクリーム・ミルク・ラテ・ヨーグルト・チーズ
・豆乳・大豆製品の過剰など
油脂を多く含む食べ物です。

これらの蓄積は蓄膿症や花粉症、下痢・便秘、皮膚の痒みや貧血などを助長させる事があります。
また、免疫力も低下しやすくなるので、
夏風邪をひいた・水虫になった・怪我が化膿した、などを経験された方は、冬場のインフルエンザに要注意です。
秋頃から、養生を始めましょう。

陰陽の基本
陰陽の極性
極性の影響

食事指針

この時期に体調を崩される方の原因の多くが、「乾燥」と言われています。
乾燥する大気の潤い対策として、ただ水を大量に飲んでも、尿として出て行くだけです。
水は、食べ物に含ませてから頂くことがこの時期のポイント。
常飲する水分は、温かい白湯や焙じ茶、番茶に切り替えて、「喉が渇いた時に飲む」程度にしてみてはいかがでしょうか。

さらに、水を「飲む」から「食べる」へ意識を変えてみませんか?

  • 粥・雑炊
  • 温かい麺類
  • 具沢山の野菜スープ
  • 茹で野菜
  • 汁気の多い煮物

肌や粘膜が潤い、喉や目鼻の乾燥が予防でき、関節や四肢の粉吹き肌も軽減してきます。
また、潤い補給だけでなく、乾燥の原因となる根本原因を減らすことも大切です。
小麦粉製品、油脂の多い食べ物(揚げ物・炒め物・ドレッシングなど)も連日続くと、乾燥と同時に皮脂の過剰を生みだします。

おすすめの食材

残暑が厳しい日中は、陰性なサラダ・果物・珈琲・スイーツも良いですが、夜は適度に陽性なエネルギーを摂ってください。

  • 大根・蓮根などの根菜類
  • カブ・南瓜・キャベツなどの球形野菜
  • フレッシュな青菜・発芽野菜
  • ヒジキ・昆布などの海藻類
  • 発酵食品
  • 胃腸を労わり、腸内環境を調える食材を意識して
  • 玄米が食べにくければ白米で良いので、とにかくご飯粒を頂きましょう

おすすめの調理法

様々な食材を大きめに切って、煮込んで食べる具沢山料理です。

  • おでん
  • けんちん汁

おすすめのお手当

  • 梅醤番茶
  • 葛湯
  • 乾燥がひどく、空咳や鼻詰まりがひどい時は、胸~喉にかけて生姜オイルでマッサージ後、喉にキャベツ湿布を試してみて下さい。
  • 生姜の摩り下ろし入りお風呂で半身浴、足浴
  • 体をじっくり温め、循環を良くしていきましょう

秋は、エネルギーが終息に向かうような、どこか切ない空気を感じませんか?
心の中まで冷えると悲観的な不安な気持ちが溢れてきます。
体の芯から温めて、心の冷えを予防しましょう。