調和の流れを学ぶ ひとつがすべてへ すべてはひとつへ credo

極陽性食材(塩・肉・魚・焼き粉)と中和食材との組み合わせ

2016.11.08

極陽性食材を食べる時に中和が必要なのはなぜ?

極陽とは、マグマのようなエネルギーがギューッと凝縮して固まっている状態です。
空は過密になり、重積し、固まって、速いテンポでひしめきあっている。
ライフスタイル、心の在り方、体の状態・・・極陽性に陥っている状態とはどんなものか、想像できますか?

食べ物でも、そうです。
女性の空(陰質)と逆行するパワー食材は、極陽性。

塩辛く水分が干からびた物、味が極端に濃い物、硬く焼しめた小麦粉製品、焦げた物、筋張った肉質、血液豊富な骨髄や内臓、栄養の塊である卵・魚卵、塩気の強い乳製品など。
※極陽性食材についてくわしく書いたページ「陰陽の極性」には極陰性食材についても書いています。

もともと日本人(アジアやアフリカ人)の胃腸は、高タンパク・高カルシウムに不適と言われており、グルテン・乳糖不耐なども最近では注目を集めています。
(乳糖分解酵素の離乳後消失、胃腸が長く吸収能力が高い、肝臓が小さく解毒力が欧米人より低いなど、過剰な栄養や化学成分が体内に蓄積し、病気化しやすい体質を持つ)
こうした、もともとの体の作りに合わない食事の積み重ねが、生活習慣病、リーキーガット症候群や機能性低血糖症、副腎疲労症候群などを招くということがわかってきました。

どれも、極陽の質を持つ食品です。

栄養学的な話と共に陰陽の視点で見ると、これらは女性の陰質と拮抗する食品であることがわかります。
女性は毎月1回の月経や出産・授乳で、過剰分を体外へ排出する機会を持ちますが、
もともと陰性なやわらかい作りの体へ硬く重い極陽が蓄積すると、本来の性質がかき消されてしまいます。
(極陰の及ぼす影響より、極陽のもたらす作用の方が私は根強いと感じます。)
女性性を示す器官への打撃、「不安定さこそ女性性」という根本が否定され、とても生きにくくなるのです。

これら極陽の食品は、締まり過ぎる作用を緩和するために陰性の中和食材や、調理法・調味料を用いて調整します。
体に同化する食べ物の陰陽を整えると、心の状態も変わります。
それは、嘘のつけない体と心になるということです。
今まで無理して食べていた物、かかわっていた物事に美味しさを感じなくなったり、逆に、今までと真逆の生き方や、人・物事に魅力を感じ始めたり。
概念が変わります。
変わろうとする体に概念が追いつけない時、歪が生じ、いったん休憩。

そうしていろんな自分を発見しながら、「もとの自分に還る」。

「もとに還る」とは、陰は陽と、凹みは凸と、空は満へ、出たものは入る方へ、
溜めたものは吐き出され、安定は不安定に、運や人が動き始めて「もとのひとつ」に戻ろうとする、ということです。
※男性の場合、女性とは逆に、極陰性食の影響を強く受ける性質を持ちます。

中和に大切なのは、組み合わせ!

では、極陽性を中和する食材をみていきましょう。

食中毒予防や臭み消しに使われるハーブ・スパイス。
それ以外にも、ニンニク・生姜・トウガラシ・玉ねぎ・大根・夏野菜などたくさんあります。
それぞれが持つ豊富な消化酵を活かすため生サラダやすりおろし、もしくはさっと茹でる程度のほぼ生の状態でたっぷりと頂きます。
目安は肉1:野菜7の割合です。

特徴に沿った毒消しの組み合わせをご紹介します。

肉類

ハーブ・スパイス・マスタードなどと合わせる。

牛肉 ワイン・生野菜・ニンニク・発酵食品・味噌
豚肉 生姜・大根・キャベツ・柑橘系果物・酢
鶏肉 きのこ類・ねぎ・梅干・紫蘇・わさび・ベリー系果物

魚類

日本酒・生姜・大根・紫蘇・わさび・ハーブ

赤身 ニンニク・玉ねぎ・大根・紫蘇
白身 味噌・三つ葉・バジル
青身 酢・みょうが・ニンニク
魚介 ねぎ・香味野菜・柑橘系果物

鶏卵は鶏肉同様
魚卵は魚類同様
他に、山菜・野草類も効果的です。

昔からつづく理にかなった食べ方

昔から食べ合わせが良いとされる“付け合わせ”は、独特の性質でお互いの欠点を補い、内臓への負担を最小限にしてくれる相性の良い組み合わせなのです。

■ 豚の生姜焼き
豚肉の陽性さを、多量の生姜・生の千切りキャベツ・みりん・日本酒などの陰性さと、発酵食品の醤油でバランスを取っています。

■ 酢豚
酢やしっかりした甘味、酸味の強いパイナップル、筍やピーマンなど陰性な野菜がたっぷり使われます。

■ ソーセージ
マスタード・大盛のザワークラウト・マッシュポテトがドイツでは定番ですね。
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■ 牛肉の赤ワイン煮
ニンニク・玉ねぎ・茄子科野菜(じゃがいも・トマトなど)・果物・ハーブやスパイス各種・赤ワインをふんだんに使います。
また、味噌・醤油・バルサミコ酢・酒粕などの発酵食品も牛肉の味を引き立て、消化を助けます。
(ヨーグルトやチーズも肉の解毒を促す発酵食品として薦められますが、アジア人のほとんどが乳糖不耐で体質に合わないようです)

■ 焼肉
ビール・ワイン・烏龍茶が欲しくなります。
サラダ・おろしニンニク・コチュジャンが必須。

■ カツオのたたき
カツオは魚の中でも強い陽性力(血液成分が多い)を持ちます。
山盛りの生玉ねぎ・ニンニク・生姜・葱・醤油・ワサビなどを添えていただきます。
それって、お肉の取り扱いに似ていませんか?
血液成分の多い赤身の魚は、強烈な陽性食材なのです。
(マグロアボカドも人気ですよね。アボカドは極陰・マグロは極陽)

■ 寿司
わさび・がり・緑茶が必ず用意されています。
殺菌や抗菌作用は広く知られていますね。
また、塩を排出させるのに米酢や緑茶が有効です。
喉の渇きが気になる時には、柚子・柑橘系果物・レモン水・蜜柑ジュースなどがおすすめです。

いかがでしたか?
外食でオーダーする時にも中和食材を加えてみるといいかもしれませんね。