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望診法の基礎知識:手足は内臓の延長

2016.09.12

手足は内臓の延長

小さく凝縮した頭部(顔)には、個人の全体(体・内臓・運勢)が集約反映しているという考えのもと、望遠診断技術(望診法・観相学)が東洋医学では発展してきました。

望診 顔ロゴ-2
 

その中に「手足は内臓の延長」という考えがあります。

頭頂から降り注ぐ天の力(陽)と、会陰から昇る地の力(陰)
体幹の七か所でぶつかり合い、陰陽の渦を巻いて人体七か所のパワースポット(チャクラ)が発生します。
その激しくぶつかり合ったエネルギーによって、各内臓や内分泌腺の機能が発達。
体幹内臓を発達させた気は繊細な流れとなって手足末端まで拡散します。
この道筋が「経絡」です。
手足末端まで行き着いた気流は再び体幹へ回帰し、循環し続けるというのが全体の流れです。

このため、一見内臓とは全く関係なさそうな手足末端のツボ、ツボとツボをつないだ経絡を刺激すると、内臓機能の向上へつながるわけです。

中でも、より広い範囲を動かすことができる腕や手は、上腹部・柔らかい臓器を表します。
手に比べると可動域も少なく硬い足は、下腹部・収縮した臓器を表します。

特に手は、心臓・循環器の働きと直結し、東洋医学で心臓は神を司ると言われ、脳神経系・精神の状態が反映される部位になります。
また、心臓は小腸と表裏一体です。
小腸は消化吸収機能だけでなく、免疫機能の中枢であり、第二の脳と言われ自律神経にも多大な影響を及ぼす器官でもあります。

手のひらが示すもの

  • 指先:体の頂である脳神経系の状態(性格的傾向)
  • 指の根元:体幹下部である生殖器や足腰の状態
  • 手のひら中央:心臓(生命力・精気・活力)
  • 親指と人指し指の付け根・生命線の内側のふくらみ:腸・自律神経
  • 右手:右心・右の腸・副交感神経
  • 左手:左心・左の腸・交感神経


  • 私は手のひら中央が荒れるときがあります。
    睡眠不足と甘い物食べ過ぎが思い当たりますが、その原因としてはややメンタルが停滞気味のとき。
    できるだけ自分の時間を持とうと心がけます。
    無題

    握力や手のひらの色調は、その人の循環動態を示す

    物をよく落とす、ぶつけるなど、握力が弱く注意力が散漫になっている時は循環動態も虚脱傾向です。
    低血圧や浮腫み・冷え・月経遅延や出血傾向・貧血・静脈瘤など血流停滞状態(陰性)に陥っている場合があります。
     

    手指関節の柔軟さ・硬さには、心筋や動脈の硬軟、精神的な剛柔・価値観の広狭が反映されます

    指と指の間には隙間は無い方が正常ですが、隙間が大きければ陰性です。
    虚弱な体質・運気を表します(周囲環境は恵まれ、パートナーが剛健・強運を持っていることがあります)。
    指は腫れている場合は高血圧の目安であり、手全体が腫れる場合は暴飲暴食で腎臓と心臓が疲れている目印です。
    特に手・指の関節の硬さは心臓・大きな動脈の硬化や、精神的な頑なさを表します。

    指一つ一つに走る経絡

  • 親指:肺・喉・気管支・鼻・甲状腺・乳房など、呼吸器系とその周辺器官
  • 人差し指:右手側が上行結腸、左手側が下行結腸、水分代謝や排泄機能を表す
  • 中指:心包系。心臓・全身血管(静脈動脈)・血行動態・脳神経系に関与
  • 薬指:三焦系(呼吸器・消化器・生殖器)、生命のバイタリティを表す。内分泌機能や生殖活動、免疫力、体温維持にも関わる
  • 小指:小腸と精神面
  • 足の指の対応臓腑

  • 親指:肝臓・脾臓(膵臓)
  • 人差し指と中指:胃
  • 薬指:胆のう
  • 小指:膀胱(生殖器)
  • まとめ

    手足末端は内臓の延長である
     ↓
    「みぞおち辺りが中心となって、手足がまっすぐ生えている」
    そんなイメージを持つと、腹・胸を開いた姿勢となり、体幹全体を動かすことにつながりますよ。

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    上半身の冷えには腕・手・指の運動とマッサージを中心に、
    下半身の冷えには腰・足・脚指の運動とマッサージを。

    身体末端部である爪や指先、頭髪のケアが、巡り巡って内臓を整えることにつながるのです。

    体が発するサインを捉えることは、自分の体へのリスペクトです。

    「こんなにも、頑張ってくれているんだな」って、まずは自分で自分をいたわるのです。