調和の流れを学ぶ ひとつがすべてへ すべてはひとつへ credo

冬の過ごし方

2016.08.22

冬の期間

11月7日頃「立冬」~2月3日「立春」

寒さが厳しくなる冬は、腎臓・膀胱などの泌尿器系が、体内の余分な水分を「尿」として排泄し、体内の冷えを防ごうと頑張ってくれる季節です。

腎臓の働きは、
・血液や体液を濾過し尿を作り出す
・血液の弱アルカリ性を維持
・造血刺激ホルモンの分泌
・ビタミンDの活性化(カルシウムの吸収促進)作用
などなど、身体機能を維持するには「肝腎(心)要」な臓器です。

これらの働きが滞ると、体内の水分代謝が悪くなり、以下のような症状が現れます。
・浮腫み
・排尿障害
・骨格や歯の形成不全
・骨髄の造血機能の低下(貧血)

また、東洋医学では以下の症状も腎臓の不調が関連するトラブルと解釈されます。
・膝・腰の痛み
・坐骨神経痛
・耳鳴り・難聴・中耳炎などの聴覚トラブル

腎臓・膀胱など泌尿器系だけでなく、東洋医学で「腎」を指す概念の中には、
・子宮
・卵巣
・精巣
・前立腺など生殖器(生殖機能)も含まれます。
生理不順や月経痛などの婦人科系のお悩みも、冷えるといつも以上につらくなりますね。

また、臓器の不調は心にもダイレクトに影響が現れます。
寒くなり始めた秋頃から少し鬱々と切ない気持ちが湧いていた方、どことなく悲観的な考え方をしてしまいがちだった方は、呼吸器・大腸が冷えて弱っていたのかもしれません。
その延長線上で、怖がりになっていませんか?
ちょっとした物音や出来事でビクビクする、パニックのような思考の混乱なども、便尿で排出し切れない毒素が体外へ溢れ出ている、「排泄」の一面です。
体も心もデトックスしてしっかり温まれば、冬の寒さ・静けさも愛おしく、穏やかな心地で過ごせますよ。

食事指針

まずは、液体で摂る白砂糖(糖分)を控えることが第一です。
カフェラテやココアなどの甘い飲み物や、アルコールの過剰(特にチュウハイ)は、腎系を直撃し血液の質を劣化させます。
前年にインフルエンザ・風邪に何度もかかった方、
ひどい霜焼けになった方、
花粉症を発症した方は、飲み物の質には注意が必要です。

血液の質を調えるのは、体内に入れる「水分(液体)」の質を変えるしかありません。
常飲するなら三年番茶・焙じ茶・白湯をお薦めします。

おすすめの食材

  • 小豆・黒豆・粒そば・黒米
  • 冬が旬の青菜類(葉先がギザギザした水菜や春菊、根菜類の葉)
  • 乾燥野菜(切干大根や乾燥蓮根)
  • 昆布・ヒジキ・アラメなどの海藻
  • 三年番茶・昆布茶・梅醤番茶(濃い目)
  • 天然醸長期造熟成味噌・八丁味噌

おすすめの調理法

  • 炊き込みご飯
  • 切干大根や昆布で出汁を取った味噌汁
  • 根菜類や海藻類の煮ものやスープ

冬は海老・蟹・肉などご馳走料理も多くいただきます。
動物性食材の中和・排出を促す、

  • きのこ類
  • 薬味食材:葱・生姜・大根おろし
  • 発酵食品:納豆・味噌・甘酒
  • 陰陽を調和させながら美味しく頂きましょう!

最終的には、いろんな食材をいっぺんに摂れるお鍋が一番お薦めです。
みんなでワイワイ楽しみながら、心身のバランスも調整して、楽しく冬をお過ごしください。

おすすめのお手当

腎系の働きを助けてくれるお手当です。
冷えの解消・のぼせ・下痢・便秘・月経痛・風邪・不眠