調和の流れを学ぶ ひとつがすべてへ すべてはひとつへ credo

食べ物と人の共鳴「焼いた小麦粉製品のパワー」

2016.06.22

食べたもののように、ひとはなる」という話、
いくつか例を取り挙げていきたいと思います。
 

例えば息子、赤ちゃんせんべいを食べさせていたら、
1日2袋までは問題ないのですが、どうも3~4袋くらいで頬っぺたがカサカサしてくることがわかりました。
卵とトマトの汁で、頬と顎先に蕁麻疹様の発疹が一時的に出現しますが、
それらを除いているのに、なんでこんなに頬が荒れてるのかなあと不思議に思っていて。
 

「カサカサしてる物、なに?」
「カサカサ…乾燥してるもの…離乳食、火の通し過ぎ?」
「でもこの皮がポリポリ剥けるほどの乾燥具合…皮が剥ける様が、なんとも粉っぽい」

「ん?ああ・・・焼き粉か」
 

となったわけです。
赤ちゃん煎餅の量を調整してみたら、いつの間にか治まりました。
息子にとって、1日2袋くらいが、「焼き粉」のちょうど良い量だったみたいです。

 

乾燥した焼粉食が体質的に負担になっているサインは、
表皮が粉みたいにポロポロするのが特徴的です。
以前、子供さんの乾燥肌のご相談で、
フランス練乳パンを妊娠中から出産後まで毎日おやつに食べられていたママに、
フランスパンを休憩し、温かい水分を補給するようお伝えしたら、
その後しばらく経ってお子様の肌状態は改善したとお聴きしました。

 

私の息子の場合は頬全体(呼吸器と胃腸)でしたが、
大人の場合は、生殖器・大腸を表す、法令線内側の口周りや唇の乾燥、かゆみ、発赤、
顎先・髪の生え際周辺の硬く大きな吹き出物、おでこ正面の小さくプツプツ散らばる吹き出物、
フケや頭皮の乾燥とかゆみ、
生殖器と大腸である踵のひび割れ、脛の正面が白く粉吹く、
指先の腹が白くカサカサ乾燥し紙が滑る、爪周りのさかむけ、など、
パンの表皮のように、私たちの表皮も白く乾燥し粉っぽくなる特徴が出現します。

 

カリッとしたパンは口の中で噛めば噛むほど、モチモチとしたグルテンの塊になっていきます。
この「表面サクッと中もっちり」、は、パン独特のたまらない美味しいさなのですが…、
体質的に呼吸器・胃腸が弱い方は、体の中の潤い(水分)が粘液化し、
特に「中空(洞)」になっている器官で、
粘液を乾燥させたグルテンの塊のような排泄物を作る傾向が出て来ます。
これを体内から洗い流すには、水分だけでなく油分が必要になるため、
パンにはバター・オリーブオイル・乳製品が必要になる組み合わせになっている訳です。

 

お通じも乾燥し硬便、もしくは出ても粘っこい物になります。
(焼く前のパン生地みたいな)

 

このように、表皮の乾燥と内側の粘りは、
「焼いた粉食べ過ぎ」の、セットで現れるサインです。

 

また、焼き粉の中でも特に「パン」は、
製造工程が「米を炊く」より複雑な多重調理過程です。
材料の組み合わせ、発酵時間、湿度や温度を計算するなど、
細かい分析的思考が必要になります。
 

分析的思考を好む人が、パンに惹かれるのか。
パンを好むから分析的思考を好むようになるのか。
 

マクロビオティックでは、パン食が中心になると、
ひとは「粉を食べる」ように思考も「細粉化」する、と考えます。
分析的・論理的・現実的、物質化・具現化・細分化する思考・言動、
主に左脳の働きが強調されます。

秩序を重んじ、何事も手間暇・時間をかけて、
慎重に丁寧に物事に向き合う、そんな集中力や忍耐力を高めます。

この傾向が強くなり過ぎると、まるでパンを高温で焼き固めるように、
精神的にも「コレ」と決めた事に対し熱血的・熱狂的となり、中々醒めることはありません。
思考が凝り固まって、細かな所に囚われ全体がおろそかになる、
熱狂性は時に攻撃性に転じると、破壊衝動になります。
(焦げた硬いクッキーを小さい子が食べた直後、
「キイーッ」と奇声を上げてママの顔や手に噛み付いた光景を思い出します)

そんな、「焼き過ぎたトースト」のような、頭の中が焦げた状態になりがちです。

体では右半身のトラブル、肝臓と右上行結腸の不調が出現しやすくなり、
直感や感性を、理性や論理で封じる傾向も出てきます(精神状態はある意味、「一定」です)。

 

なぜか、小麦は小麦を呼びます。
小麦製品を止めるのは、「ごはん」を止めるよりなかなか困難です。
これも、「練ってまとめて焼き固める」という、
「凝り固める」調理過程を経た焼き粉の威力なのかもしれません。

 

私個人の印象ですが、
全粒粉や天然酵母を使い石窯で焼いたような、材料がシンプルな(昔ながらのパン)「高級パン」ほど、パンの持つ威力は強烈です。
パンだけじゃなく、クッキーやビスコッティ、ピザ生地、ガレット、お煎餅などもそうです。
いろんな物が入っている柔らかな菓子パンのような物は…上記したほどパンの威力は感じにくい。
だからこそ、毎日でも食べ続けられるのだと思います。

 

このように、焼いた小麦粉製品は様々な食べ物の中でも、
特に「熱を籠める」「凝固性」「硬く引き締まる」影響を人体に与えます。
体の中に糖分・油分が多い時、余分な水分が溜まっている時、や、
心がうじうじ愚痴っぽくなったり、悲観的で心細い時なども、
反対の性質が極端に強いエネルギーである、硬く焼いた小麦粉製品を欲するでしょう。

 

心身が健康的な状態で、楽しい気持ちで食事が出来るならば、
食材からの影響は受けすぎないように思います。
ですが、心身が不安定な時や、胃腸が疲れている時などは、
肉体的にも精神的にも、食べ物の強い振動と共鳴し疲弊することは多々あります。

小麦は非常に硬い穀物の一つで、表皮が実の中に食い込んでおり、
どうしても粉に挽いて食べるしかありません。
小麦に比べると、大麦はグルテンが含まれず、粉食より粒食として用いられてきました。
焼いた小麦製品を欲した場合、
もしそれが「ずっしりとした天然酵母パン」よりも「菓子パン」など軽いエネルギーを求めているようなら、
体調によっては「粉」で食べるより、押し麦やはと麦など「粒」として食べる方が、お薦めです。

 

「食べたもののように、ひとはなる」

 

食べ物が「者」として、どんな風に生きてきたかは、
食べた者がどんな風に生きていくのか、に。
食べ物の表面は体の表面と、食べ物の内側は内臓と、
赤い色は赤い部分と、白い部分は白い色として、私たちの細胞は共鳴します。

 

焼いた小麦粉製品のパワーは、本来とても力強いものです。
それを上手に活用して、体と心をパワーアップできたら良いですね。

 

 

こういった「食べものと人の共鳴現象」を、
7月17日の【Cocomeal】講座でお話しします。
 

春田先生の食の色彩別「氣血水」への作用分類も、
陰陽分類とは別の視点から、とても勉強になりますよ。

 

 

 

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色と食の講座【cocomeal(ココミール)】
芦屋こころとからだのクリニック春田医院長とのコラボ講座

日時 7月17日(日)
場所 神戸市産業振興センター

 

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対面セッション 第三土曜日 神戸市三宮
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日時 6月26日(日)開講 全5回
場所 株式会社 神戸サンセンタープラザ

 

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日時 9月3日(土)開講 全6回
場所 株式会社 神戸サンセンタープラザ